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エントリーシートの書き方 [前編]

エントリーシート(志望理由書)の書き方って実はほとんど決まってると思ってます。

今回はその書き方について記述していきます。

 

 

[前編] エントリーシートの書き方の基本的な流れ

[後編] より読みやすいエントリーシートの書き方

yuzukami1.hatenablog.com

 

 

目次

 

 

 

1. 書く

とりあえず書きましょう。

 

エントリーシートが実際にまだ手に入れていない状態であれば

  • 自己PR
  • 大学時代に頑張ったこと
  • 志望動機

を題材に400字程度で書いてみたらいいと思います。

この時、字数を超えるくらい書いてください。

文字量は減らすことよりも増やすことの方が難しいことが多いからです。

私は 絶対内定2019 という本を参考に自己分析を行なってとりあえず書きました。

絶対内定2019 エントリーシート・履歴書

絶対内定2019 エントリーシート・履歴書

 

 

 

 

 

2. 趣旨に合っているかチェック

エントリーシートの目的は "自分アピール" です。

全ての項目で "自己アピール" できていることが望ましいです。

 

自己アピールとは、個性を出すことです。

就活とは、他の人と見た目の差異をあまりつけずに、いかにして個性を出して興味を持ってもらうかというゲームです。

注意すべきは、企業は珍しい体験の珍しさを聞きたいわけではなく、その人の性格行動考えたことが知りたいという点です。

 

エントリーシートを提出する目的がインターンシップへの参加なのか、就職内定なのかで内容が少し異なります。 

目的:インターンシップ参加

  • 何をしてきたか (経験)
  • 何に興味があるのか (興味)
  • 何を思ってどう行動したか (性格・行動)
  • インターンシップを通して何を知りたいか (学習)

目的:就職内定

  • 何をしてきたか (経験)
  • 何に興味があるのか (興味)
  • 何ができるのか (能力)
  • 何を思ってどう行動したか (性格・行動)
  • 何をしてどう生きたいか (将来の希望)

 

インターンシップ=就業体験 なので興味本位でも大丈夫だと思います。

就職内定の場合は キャリアプランまで考える必要があります。

 

 

なぜ入社する前なのに将来のことまで考えることが求められるのか?

  会社も損をしたくないからです。

 

新しく入ってきた人が会社と合わなかったり、辞めてしまった場合、会社が研修や教育で投資したお金が無駄になります。

会社が損をしないようにミスマッチを減らそうと、キャリアプランを表現することが求められています。

 

入社する側としても、やる気が出なくなったり、転職活動をしなきゃいけないようになるのは時間の無駄だ と思うのであれば、しっかりと将来のことを見据える必要があります。

 

 

 

3. 定型:1文目に言いたいこと

この章ではそれぞれの項目での定型を記述します。

あくまでも私の経験からまとめた定型なので他にも良い書き方はあると思います。

この定型に従うことで読みやすくなるとは思います。

 

<定型>

  • 言いたいこと:簡潔に1文
  • 体験談:場面→問題→考え→行動→結果(数字)
  • まとめ:体験談を踏まえての1文目の言い換え

 

文字量で見ると

言いたいこと:体験談:まとめ = 1 : 7 : 3 が目安です。

多少比率が変わっても大丈夫です。

私だと 1 : 5 : 5 の項目もありました。

 

以下、定型の中身について詳しく記述します。

20180401163047

 

 

 

<定型_言いたいこと:簡潔に1文で>

あまり認知されてないことなんですが、自分が思ってるより他人は読み取れません。

 

なぜか?

それは他人は自分ではないからです。

文章を書く時、多くの人は知らない間に自分の前提知識を仮定してしまっているんです。他人は自分と同じ前提知識を持っているわけでもなく、読み取ることもできません。

 

単純に書くことで他の人に読み取りやすくしましょう。

例えば、「私は粘り強い性格です。」

「私は貴社で開発業務に携わりたいです。」とか。

 

1文目に言いたいことを書く理由は、読んでもらうため です。

大手企業の人事の人は1000枚近くエントリーシートを読んでいます。

通常業務もあるので1枚につき1分もかけられないかもしれません。

そんな中で最後まで読まないと魅力が伝わらない文章は、読んでもらえないことがあるかもしれません。

相手も人間です。

時間もない中、読んでもらいたければ言いたいことを簡潔に1文目に書きましょう。

1文目が魅力になるので、書き終わってから最後に見返すことが必要です。

 

 

<定型_体験談:場面→問題→考え→行動→結果>

先ほども記述した通り、 自分が思ってるより他人は読み取れません。

なので場面を説明する必要があります。

 

次にその場面で発生した問題です。

あまり詳しく書かなくて大丈夫です。

エントリーシートの目的はあくまでも "自己アピール" だからです。

 

そして 自分の考え→行動  と続きますが、ここが一番重要!

体験の珍しさよりも"自分が" 何を思って何をしたか? 重要です。

なぜか?

企業が見たいのは性格興味だからです。

書く内容はささやかでいいんです。

ただし具体的に書いてください。

 例) 知識に差があることが分かったので、"私が"教師役となって皆で基礎を確認しました。

「何故、何を考えてその行動をとったのか? どんな行動をとったのか?」

企業は "仲間としてやっていけるのかどうか” が知りたいんです。

 

最後に、結果はできれば数値を交えて、改善点が分かりやすくなるよう記述してください。

 

 

<定型_まとめ:体験談を踏まえての1文目の言い換え>

体験談を踏まえて 1文目を言い換えてください。

簡潔な1文目を 前述の体験を踏まえて学んだことを織り交ぜて2-3文にします。

言い換えを考える時に有効なのがネットで類語検索

類語検索をすることで日本語の勉強にもなりますし、エントリーシートがより具体的に記述されたものとすることができます。

 

「〇〇と感じた」と書くときは

「この経験から〇〇を学んだ」「〇〇を得た」という書き方にしてください。

求められているのは感想文ではないからです。

 

 

 

前半のまとめ

エントリーシート自己アピールです。

相手が読み取れるよう上手くまとめる必要があります。

「文章を感動的に書け!」と言われているのではなく、「ある程度読みやすいように空気を読んで書いてください」と言われているのだと私は思います。

就活はゲームであり、ある程度までいくと縁と運で決まります。

縁と運で決まる段階まで行けるようエントリーシートは読みやすくしましょう。

 

 

 

補足

制限字数の9割ぐらいは書いた方が、やっぱり見栄えも良いです。

文字数が多い場合には、体験談を

場面→ (問題1→考え1→行動1) → (問題2→考え2→行動2) →結果

と増やすのが、間延びせずによいと思います。

 

 

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