倉本さんと話していて私は普通だと思っていたことだったのですが、深く納得されたのでおもしろく感じてメモりました。
目次
背景: ミスから不安
倉本さんは作成したプログラムのミスがありました。
研究生活が長くなるほど作成するプログラムの数も増えますが、もちろん重ねるミスの数も増えます。
ミスがあったせいで結果が全く異なるものになってしまい、倉本さんは研究をやることに不安を感じました。
答え:研究は自分1人とは限らない
倉本さんが不安に思う通り、確かにたくさん間違える。
間違えないように注意していても何かを勘違いしていたり、打ち間違いであったり、完璧に出来ている時なんてほぼない。
たくさん間違えてる中で、他の人も研究してくれるからいいか と私は思うようになった。
未来永劫、自分1人だけしか興味を持たず、研究しない研究なんてないと思う。
類似研究をしている人もいるし、再現性を確認する研究もあるし、自分以外の人が誰か気にしてくれるはず。
もちろん、間違えていい訳ではないし、間違いを放置するようなことをしてはいけないです。
ただ頑張ってやった結果を間違いがあるかもしれないからって、広めないのはおかしいかなと思う。
多くの人で確かめて、抽象化していって教科書を書いて世界の原理を暴いていこうとしているのが研究です。
間違えないように気をつけながら研究していくしかないと思います。
余談: ゆらぎ
ささやかな計算ミスであればとゆらぎと区別がつかないことも多い
実験していてよく感じる誤差や個人差、ズレといったゆらぎ
これだけゆらぎの原因があるのに世の中の色々な物が成り立っているのがすごいよな
ゆらぎから統計やカオス理論に興味が出る人もいるし、人の思考の多様性もおもしろい
まとめ
計算ミスはない方がいいとは思うけど、計算ミスがあるかもしれない可能性を恐れすぎて研究が進まない方が損だと思う。