研究室の飲み会があって、研究室に入った理由と印象を聞かれました。
これを機にとりあえず、研究室についてメモります。
目次
研究室に入った理由
学部の授業では知識も技能も足りず、このまま就職することに対して不安を感じていたのが、研究室へ入った理由です。
就職してから稼ぎながら現場で学ぶのが実用的だと今になると思いますが、研究室に所属したからには何か得ようと一生懸命やっています。
後は、進学を迷っている時期に神社で引いたおみくじが "凶" だったからですね。
入った後の印象
意外と自由で強く繋がる必要もなく、関係のないことをしていても周りに迷惑さえかけていなければ何も言われません。
全て自己責任です。
考えてみれば先生に対して生徒な訳で、単位取得のために所属しているのですから当たり前ですね。
行きつけのカフェで何となくいつものメンバーでいるみたいな感じで研究室で過ごしてます。
カフェと違って、新しい人が入ってこないのでマンネリ化を感じることも多々あります。
感じた驚き
研究室所属前後で感じた驚きは "人の多様さ" と "先生の立場" です。
人の多様さ
想像したことのない性格、価値観の人がいます。
同じようなことがやりたくて集まったはずなのに、こうも多様な人が集まるのかと不思議に思います。
例えば
- 先輩が指摘した紙を目の前で破る人
- 金欠でも遊びたがる人
- 土下座少女 etc.
給料をもらわずに色々なことをしなくてはいけないから、それぞれの本性が出るタイミングが多いのではないかと思います。
研究室に所属して、自分について考えるきっかけが増えました。
先生の立場
高校までの学校生活では先生は絶対的正義に近い存在だと捉えている節がある程度は私にありました。
それが研究室に所属になると、先生は絶対正義ではなく、ただの "相談相手" に近くなります。
もちろん、単位認定等もありますし経験は豊富なので先生への尊敬は忘れていません。
ただ研究室の全ての研究に関して先生がよく知っているかというと、そうではありません。
先生は自分の専門を持っており、専門以外の研究は研究室を開くにあたって設定、もしくは研究過程で作られたものだからです。
だから研究内容によっては先生を追い抜かすことなんて、サッと出来てしまう研究もあります。
もし、先生が「役に立たない」と感じたら、先生を相談相手として認識しましょう。
先生の意見は専門外から見た意見として指摘が様々であり、役に立つでしょう。
「どうしたらいいですか?」ではなく「これについてどう思いますか」の質問に切り替えていきましょう。
研究において、何をすれば良いか選択肢を作ることは先生の役割ではないことが多いのでご注意ください。
実験系研究室の流れ
私は実験系研究室所属ではありますが、毎日は実験していません。
理論を構成してから実験を行うので、デスクワークが多いです。
1年の中では、卒論や修論、学会発表などの時期は忙しいですがそれ以外は割とゆったりしています。
1日実験し続ける日もあれば、論文を読んでいたり、気分が乗らずぼぉっと過ごしてしまったり様々な過ごし方をしています。
研究室所属前は全く想像がつかず不安に思っていましたが、別に特段珍しいことはなく指定された場所で適宜過ごしているのが現状です。
取得した能力
研究室で過ごすうちに取得した能力は
- 論文を読めること
- 物事を分かりやすく伝えるよう考慮すること
- 自分の責任の範囲について注意すること etc.
簡単にまとめると当たり前すぎて笑えてきました。
元々知識としては持っていましたが、深く自分にフィードバックするようになったことが大きいです。
研究室では自分と他者ということについて強く意識する場面が多いように感じます。
研究はかけた時間ではなく、進捗で判断されるのでどう効率的に過ごすか考えることもあります。
研究室運営に関わると責任が伴うこともあるので意識することが多いです。
まとめ
プレ就職の場として研究室に所属するのはタメになるとは思います。
ただ、思っているよりも素晴らしくはない面も多々あるので、期待しすぎには注意です。
どんなところでも何かしら問題を抱えていることをお忘れなく。